定年退職関連

2009年07月26日

「セカンドステージ」のサービス終了に感じること

日経BP社の運営していたシニア・団塊世代向け生活情報サイト「セカンドステージ」が突然に7月末をもってサービス終了と7/22号のメールマガジンで知らせてきた。

セカンドステージHP(大)

このサイトは“人生の後半戦を応援する『セカンドステージ』は、新しい生き方にチャレンジするための『おとな』のサイトです。”と銘打ち、定年に備える、マネープランを考える、夫婦を見つめなおす、住まい、食、健康、旅、モノへのこだわり、時宜を得た豊富なコラムなど、シニア世代に役立つ情報を発信しており、私は2重丸(◎)の評価をしていた。 同世代の友人達も良く読んでおり、時折りセカンドステージにこんな記事があったよとかメールで教えてくれたこともあった。

7/22号のセカンドステージのメールマガジンのサービス休止の文面は次の通り。

「2005年6月にサイトを開設して以来、4年余りにわたってご愛読いただきました、セカンドステージですが7月末をもちましてサービスを終了いたします。8月以降もしばらくは過去記事をご覧いただけますが、記事の更新およびメール配信は終了いたします。長い間ありがとうございました。
 なお、終了に際し、コラムの一部を日経トレンディネットに移行し、新企画としてご提供させていただく予定です。」

この文面からはサービス終了の背景は窺い知れない。 このセカンドステージが開設されたのが2005年6月で、団塊世代の大量退職による「2007年問題」が大きな話題になっていた頃だ。 この大きな人口を占める団塊世代が第2の人生に踏み出し、しかもある程度資産をもった団塊世代が野に放たれるから、大きなビジネスチャンスとの見方もあった。

堺屋太一氏は、「団塊世代の高齢化で年功序列終身雇用は終幕、このことは経験豊かな労働力が大量に供給されることを意味する。 団塊の世代よ、君たちは未来をあきらめてはいけない。 君たちこそこの国を変える力がある。政治家と世論が正しく見通して欲しいところである。」(2008.12.31 日経新聞・経済教室 )とまで期待した意見もあった。(少し団塊世代を買いかぶり過ぎの感じもしますが。。。)

2009年7月の現在、まだ早過ぎるかもしれないが、この2007年問題の総括はどのようなことなのだろう?  団塊世代の大量退職による、さしたる社会的影響やニュービジネスの創出などもなく、団塊世代は目立たず静かに潜行しながら、セカンドライフに踏み出し、個々の模索が続いているようにも見える。

2008年9月のリーマンショックに始まる金融危機で世界の景色が一変し、政治・経済が大混乱し、個人も大きな影響を受けた。 生活不安や将来不安(年金・医療不安)が増大し節約志向に傾いているから、2007年問題など消し飛んでしまい話題にもならなくなってしまった。

「セカンドステージ」の終了は、多分、期待したビジネス効果が得られなかったのが大きな理由だろうが、団塊・シニア世代のための有益な最大規模のサイトだっただけに残念だ。 団塊世代・シニア向け情報サイトだけでは儲けにならないということかもしれない。 金融危機が起こらなかったら存続していただろうに。 「セカンドステージ」のホームページには7/25現在になっても未だサービス終了の通知が掲載されていない。 頑張っていた編集者の無念さ(?)のようなものも感じる。

※本記事は「@あるん(あっとあるん)の団塊・シニアのコミュニティー」との連携投稿です。


2008年01月10日

日経新聞「年金制度改革の報告(直訴)」に拍手!

日経新聞は1/7の朝刊トップと6、7面ぶち抜きで、国民的な議論になることを期待して、「年金制度改革に関する報告(提案)」を掲載していました。

私には、これは何年も前から、現在の年金制度の維持ができず崩壊が目に見えているのに、一向に、具体的な年金制度抜本改革案をまとめられない政府・自民党や政争の具にばかりしている民主党、政治家の体たらくに、業を煮やして、一新聞社の立場ながら、「国民に直訴」して年金制度改革を議論できる詳しい「たたき台」を提供したもので、勇気ある思い切った行動だと感じます。

その内容は、日経新聞記事や日経ネット日経ネットPLUS(*1)を見ていただくとして、要点だけ、日経ネットPLUSから、一部転記しておきます。 (*1:日経ネットPLUSは会員登録が必要)

日経年金制度改革案骨子(小)「日本経済新聞社は、年金制度改革に関する報告をまとめた。少子高齢化の加速や保険料未納問題の深刻化で制度維持が難しくなりつつある状態を立て直すために、基礎年金の財政運営を社会保険方式から税方式に移行させるよう求めている。

給付総額19兆4000億円(2009年度)の財源すべてを消費税で賄うことにし、保険料を充てている12兆円分を消費税に置き換える。このため税率を5%前後引き上げる。保険料は廃止するので全体の負担は変わらない。制度の持続性を確実にするとともに無年金者をなくすのが狙いだ。」

 

3年も4年も経っても、自民党と民主党は政争に明け暮れて、年金抜本改革案の概略さえ見えてきません。 一方で、日経新聞は昨年9月に年金制度改革研究会を発足させて、わずか3〜4ヶ月でここまで分かりやすい報告をまとめています。 

如何に、今の政治のスピード/決断の良し悪しが国民の近未来に大きなインパクトを与えるかが判ります。 3〜4年も無駄な時間を費やしているうちに、08年は米景気の後退、日本も景気減速が懸念される年となり、消費税による年金改革の議論を政治家は避けたがる市場環境となってしまいました。 またまた先送りが懸念されます。

日経ネットPLUSでこの記事への読者コメントが30件ほど掲載されていましたが、賛否両論でしたが、分かりやすい案だと賛成派が少し多かったようです。

国民年金の未納率が34%、免除や猶予を含めた実質未納率は51%にも達している状況は、今の若い人が老後を迎えたときに、まともに食べて行けない人が半数もあるということであり、これでは日本が崩壊します。

私の経験でも若い時は、年金の有難みが全く判っていませんでした。 自分が定年退職し年金受給年齢に近づき、今やっとその有難みが実感できています。 

30年後のために今直ぐに年金制度抜本改革が必須です。 そのような意味で、日経新聞の勇気ある提言に拍手です!

※本記事は「@あるん(あっとあるん)の団塊・シニアのコミュニティー」との連携投稿です。


2007年10月28日

定年退職関連のお役立ちリンク(1)

定年退職・還暦を迎えて、「会社という組織」から離れ、自由の身になりました。今まで、参考にした定年退職に関連する情報の“お役立ちリンク”をまとめておきました。 後に続く方に少しでもご参考になれば幸いです。

定年退職前後の手続き・お金と参考情報

 ・★500円でわかる!定年前後のお金の手続き―会社では教えてくれないキホンと裏ワザ! →この本が手元保存版として特に役立ちました。 500円と安い!

・★定年後の楽しみ方

・★定年時の手続きマニュアル(リンク集)

・★人生設計の達人

・★定年後毎月の生活費は平均おいくら どうなる?定年後の日常生活費

・★老後のキャッシュフローを考える

自動車保険の見直し、料金節約

「厚生年金保険被保険者証」は「年金手帳」と見做す!

読後感:「林住期」(五木寛之著)

生命保険の見直しを考える−生命保険、この莫大な捨て金!

60年前の面白いあれこれ  

我々の年金の運用はどうなっているのか?

あなたの会社の企業年金は黒字?/赤字?

AllAboutセカンドライフ

■『職安』の賢い利用術

厚生年金基金とはどんな制度なのですか?

あれこれ学べて受講料無料も!公共機関でスキルアップ

定年退職/データ&費用1

個人年金保険の注意点

自動車保険見直し隊!

所得税と確定申告

生命保険見直しポイント

退職後の国民健康保険保険料、国民年金とハローワーク失業保険

定年後の万が一に備える〜知っておくと便利な方法

東京しごとセンター

各種保険や年金制度早分かり

★人気ブログランキングへ(よろしければ応援クリックを!)

 


2007年10月06日

あなたの会社の企業年金は黒字?/赤字?

大量の不明年金データ問題は自民党の大敗を招き、安部政権を崩壊させた大きな要因となり、消費税アップを含む「あるべき年金制度見直し」議論に発展しています。 

この騒動は「公的年金」が対象であり、年金加入者のデータ管理がキチンとできているかという、いわば入り口問題だが、その延長線上で、我々の預けている「巨額の年金の運用と運用成果は、一体どういうことになっているのか?」ということにも、もっと関心を払うべきという観点から、以前のブログ記事「我々の年金の運用はどうなっているのか?」を投稿しました。

さらに、勤め人にとっては、公的年金とは別建ての「企業年金」も大丈夫なのか?と気になるところです。

9月19日の日経新聞朝刊に「企業年金積み立て改善:外国債券など運用好調、昨年度の不足額27%減、サブプライムが懸念材料」という記事が掲載されていました。 06年度の企業年金全体の積み立て不足額は2兆1,280億円とまだ赤字です。 が、02年度には25兆円も積み立て不足があり危機的状況だったのですから、大幅な改善です。 やはり、03年からの景気回復が大きく貢献しています。 

企業年金積み立てランキング一方で、企業が厚生年金の代行部分を国に返上したり、それまでの「確定給付年金」から「確定拠出年金」に制度移行した効果も大きそうです。 これは、言ってみれば、企業が従業員拠出の年金運用リスクから開放され、従業員へリスクを転嫁したことでもあるといえます。 また、確定拠出型には移行しないまでも、約束した固定金利制(確定給付)ではなく、変動金利制(変動金利の住宅ローンなどと同様に、「長期国債金利+1%」などの市場金利状況に連動する制度)に変えて企業側の運用リスクを軽減する制度変更を行った企業も多い。

サラリーマンはこのような企業年金制度の変更にも監視の目を向けないと、マスコミでも話題にならないし、企業毎に企業年金制度の中身が異なるから、我々自身の知識不足で問題の大きさを認識しないまま、不利な制度変更をのまされてしまう羽目になっているかもしれない。

日経新聞の記事から「積み立て状況ランキング」を掲載しておきます。 積み立て超過トップはトヨタで積み立て超過額:1071億円。 早い段階の02年に確定拠出年金(日本版401K)を導入し、05年に確定給付企業年金も固定金利から変動金利に変更したなどが奏功しているようです。

ところで、企業年金がある会社にお勤めの方は、あなたの会社は企業年金が黒字(積み立て超過)か/赤字(積み立て不足)かを知っていますか?  大半の企業は各年度の「決算短信」の中で、「退職給付関係」という項で明示しています。 期間中の運用損益も分かります。

決算短信から次の計算で赤字か黒字かが判ります。(マイナスは積み立て不足で赤字)

企業年金の積み立て過不足=年金資産+退職給付引当金−退職給付債務(将来、年金や退職一時金を支払うための債務)−前払い年金費用

この企業年金の積み立て不足は費用計上しなければならず、その企業にとって減益要因になります。 

やはり、グローバル化した世界で日本が埋没することなく安定して経済成長し、日本企業が継続的な利益を出していくこと、その環境で公的年金も企業年金も投資運用が安定する。 それが個人・家庭の将来設計と老後にとっても非常に大切であることが判ります。

Ref.大機小機07.09.20「賃金としての企業年金」より抜粋。 “日本では2001年3月期から退職給付会計が導入されて企業にとって年金積み立て不足が経営上の課題になった。 従業員に支払う年金を退職給付債務として位置づけた。 年金が会社の負債であることを明確にし、積み立て不足を費用処理するように求めたのである。 退職債務を未払い賃金と同じととらえたといえる。”

企業年金:知るぽると

・トヨタ、企業年金を金利連動型に 

・確定給付企業年金、確定拠出年金Q&A

確定給付企業年金法の概要

★人気ブログランキングへ(よろしければ応援クリックを!)


2007年09月30日

60年前の面白いあれこれ

還暦の年の誕生日を迎えました。 嬉しくもあり嬉しくもなし、というのが実感ですが、大病もせずに無事に本掛還(ほんけがえり)が出来たのは何よりも有りがたいことです。

昨日の私のブログのアクセス履歴を見ると、検索ワード「60年前」でヒットして、今年始めのブログ記事「12年前と60年前の出来事 」を見てくれた方がいました。 そこで、私も改めて「60年前」をキーワード検索して辿ってみると、面白くて懐かしい情報や記事が一杯見つかりました。 以下に列挙しておきます。

1.60年前のMGスポーツカー 1947年型MGMスポーツカー

私と同年の1947年型と思われるイギリスのスポーツカー、MG TC。 全然古さを感じない颯爽としたモダンさではないですか! 写真を転載させていただきました。

 

2.60年前の暮らしの様子・タイムスリップ60年:夏、川泳ぎから帰って、冷たい井戸水で冷やした西瓜をかぶりつく美味しさは格別だったのを思い出します。

3.1947年のヴィンテージワインワイン1947年のヴィンテージの特徴
非常に暑い真夏と収穫時期が幸いしてエキスの凝縮したコクのあるビンテージとして認知されています。 別に飲みたいわけではありません!

4.「にっぽん60年前」 カラーでよみがえる愛蔵版スティールコレクション (毎日ムック) 

<出版社コメント>戦後の日本を占領軍として日本に赴任をしていたアメリカ軍人たちが撮影したカラー写真をアメリカ全土から収集をしました。
保存状態は極めて良好で、カラースライドとして戦後の焼け跡だけではなく、当時の日本人の暮らしや風俗などがわかる貴重な歴史資料です。いきいきと遊ぶ子供たち、紙芝居や駄菓子屋、縁日、映画館。農村や漁村で働く人々。

→持っていませんが見てみたい気がします。

5.60年前の雑誌広告はこんなんでした:→サイト内記事にリンクが上手くできないので、トップ→厳選(ジャンル別)→下部の【その他】の中の「60年前の雑誌広告はこんなんでした」をクリックして見てください。

この記事は面白い! 昭和24年5月発行の主婦と生活(おそらく雑誌)5月号の付録。 タイトルは「必ず社会で成功する処世秘訣;婦人の社会科事典」。 時代を感じさせます。 また、昔も利殖の記事・広告が多く、終戦後少し社会が安定してきたのか、利殖への関心の高さが覗えます。

6.昔の遊び:昔の遊びが網羅されています。 こんなに一杯あったのか!?

7.昔の駄菓子屋昔のコマ:コマや紙飛行機など昔の遊び道具、テレビ、洗濯機、パチンコ台など懐かしい写真が一杯です。 懐かしいコマの写真を転載させて頂きました。

 

8.60年前の「ネスレ」と私の出会い物語:60年も前からネスレの缶詰のインスタント・コーヒーが有ったのですね! 戦争に勝てなかった訳だ。

9.約60年前(1946年)の空中写真(国土地理院空中写真サービス)空中写真で見ると昔は何も無かった! 野山と川だけが目立ちます。

10「ザ・20世紀」 :各年の出来事が網羅されているサイトを見つけました。 自分の生まれた年、結婚や子供が生まれた年などの出来事を知ることができます。
(以前にも紹介しましたが、個人で作られたサイトのようですが素晴らしい労作です。感謝!)

Ref:「12年前と60年前の出来事 」「亥年と還暦」

★人気ブログランキングへ(よろしければ応援クリックを!)


2007年09月04日

ワイドショー的民意が日本を失速させる恐れ!?

先の参議院選挙で自民党の大敗を受けて、安部改造内閣が8/27に発足した。 年金データー大量不明問題や相次ぐ閣僚の失言や政治資金不祥事に国民が嫌気をさし、お灸をすえた結果の安部自民の惨敗だった。 しかし、私はお灸が効きすぎて、「小泉構造改革」以前に逆戻りしてしまう危惧を感じている。

バブル崩壊後の「失われた10年の長過ぎた日本経済の低迷に終止符を打ち、大手銀行に巨額の公的資金を注入して金融危機を乗り越え、郵政民営化をやり遂げ、やっと経済が上向き長い長い「デフレ」からの脱却が見えてきたところである。 これは、いわば日本沈没の危機に現れた「特異なリーダーシップの小泉前首相と有能なブレーンの竹中平蔵前大臣」の存在なくしてできなかったかもしれない。

この「失われた10年」(実際にはバブル崩壊後の1991年から2002年頃までの10年以上)は、その真っ只中に居ると酷さの実感がわかなかったが、今振り返ってみると、日本の成長は止まり、給料は上がらず、企業倒産が相次ぎ、90年代後半からリストラの嵐にさらされ、団塊ジュニアは就職難に喘ぎ、土地や株価は下がり続け、超低金利状態が続き個人の金融資産は大きく目減りするなど、我々国民はとんでもない犠牲を強いられたのである。

日本が失われた10年でGDP成長が低迷している間(91年〜02年の平均GDP成長率0.8%、74〜90年の平均は3.8%成長)に、欧米は景気を回復し、米はGDP成長3%台を回復し、中国やインドなどBRIC’sはGDP成長7〜10%という高成長を遂げ、相対的に日本の地位が大きく低下した。(この結果、日本と海外との金利差が拡大し、円キャリー取引を増大させ円安要因ともなっている。)

小泉構造改革でやっと日本は景気を回復し、成長路線に復帰し、安部内閣に引き継がれた。 安部内閣の「美しい国・日本」は分かりにくいスローガンだが、「上げ潮政策」、すなわち、構造改革を引き継ぎ、規制緩和やIT・情報通信技術分野のイノベーションによる生産性向上などをテコにして経済成長率を引き上げることを目指そうとする政策は、少子高齢化の日本にとって必須の政策だ。

背景説明が長くなったが、TVのワイドショーが好む身近な不祥事の過剰な報道にのみ左右されて、いわば「木:身近な不祥事」ばかりに目を奪われないで「森:日本は構造改革を通して成長が必須というマクロ視点」も見て、バランスの取れた民意を示さないと、日本はまたぞろ政治混乱から日本経済は失速し、海外からは「日本は売り」となり、ひいては我々自身の生計に大きな犠牲となって跳ね返ってくる。

「失われた10年」の原因は構造要因と政府と日銀の経済・金融政策の失敗が長引かせたと言われており、日本経済が失速すると、「新たな失われた10年」に逆戻りすることにもなりかねない。 瑣末な政治家の不祥事どころではなく、我々の大事な年金・医療など社会保障システムの維持が危うくなってしまう。

日経新聞8/30付けの記事で、竹中平蔵氏は「改革に黄信号が灯った−やって欲しい改革は、成長戦略を立てて経済成長の中でものごとを解決する軸を持つことと、公務員制度改革に代表される大きな制度改革の二つだ。 安部首相と与謝野官房長官(財政健全化重視、霞が関官僚と協調型)では完全にスタンスが違う」と懸念を表明している。 

また、日経新聞8/31付けでは「主要省庁の2008年度概算要求が出揃い、公共事業上積み・地方配慮で増額圧力、参院逆転で民主を意識」と報じている。 つまり、政権(内閣)が弱体化すると霞ヶ関の官僚がここぞとばかり自分の権益を増やそうと動きだしている。 こんな志のない官僚の横暴を許しては成らない。 また、民主党が飴玉をちらつかせ票稼ぎした「地方へのばらまき政治」で、地方が真に強くはならないし、中長期的に日本が強くなるわけがない。

我々国民は、政治家の身近な不祥事に確かに腹が立つが、マクロな本質的な改革・成長戦略が頓挫しないように注視することの方が、中長期的に日本にとって、我々自身にとって、もっと重要な意味があるのだということを認識しておく必要があると思う。

小泉−竹中構造改革では、「経済財政諮問会議」が大きな役割を果たした。 安部内閣になってから、この会議が話題に昇ることが少なくなり、大田経済財政担当大臣のメディア露出度も少ない。 安部自民大敗で、経済財政諮問会議が骨抜きになりかねない。 経済財政諮問会議は首相が議長で毎回の議事内容、資料がHPで公開されており、唯一、国民に何が議論されているのかオープンにされている首相が議長の会議体である。 今後の経済財政諮問会議」の議論を、我々は注視していくべきだろう。

最近、民放TVのワイドショーは毎日、横綱・朝青龍の追っかけ報道ばかり。 魔女狩的な過剰な報道に嫌悪感を感じる。 ワイドショーの政治ネタに対する報道も低レベルで朝青龍報道と似たり寄ったりである。 もっと本質的に役立つ番組が作れないのだろうか。  日本人は右へ倣えでオーバーシュートし易い、低レベルのワイドショーの悪影響で民意も「木を見て森を見ない」オーバーシュートしてしまう危険性があり、回りまわって、日本の成長を失速させるリスクもあることを承知しておく必要がありそうだ。

参考:1.竹中平蔵氏講演「成長と改革−新政権への期待」PDF)

2.構造改革の真実 竹中平蔵大臣日誌(単行本)

3.2007年を斬る: 竹中平蔵からの直言<抜粋:下記は成長の重要さが分かりやすい>日本は既に実質成長率2%強ぐらいの成長率まで回復しているんです。OECD(経済協力開発機構)のGDP(国内総生産)デフレーター、つまりインフレ率は平均2.2%です。今の実質経済の状況に、OECD平均の、つまり“人並み”のデフレ克服、インフレを加味すれば、3.6%とか4%の成長はできるんです。私は普通のことをやってほしいと言っているだけなんです。  少なくともここ数年のうちに、プライマリーバランスを回復するための消費税引き上げなんて全く必要ありません。

GDPの成長率が1%違うと、10年度のGDPは10%、つまり50兆円にもなる。GDPが50兆円増えると税収は8兆円増える。消費税に換算すれば4%分です。成長率が1%高まれば消費税を4%引き上げなくていい。逆に成長率が1%下がれば消費税を4%引き上げなければいけなくなる。だから、成長を追求するということは大事なんです。

4.「失われた10年」のデフレ不況をどう考えるのか

5.世界各国の経済成長率(年代別)、日本の経済成長率推移

★人気ブログランキングへ(よろしければ応援クリックを!)


2007年08月21日

故郷の夏

私の故郷、四国・愛媛の大洲市(おおず)で過ごした2週間余りの夏も今日が最後となった。大洲町歩きマップ 

大洲は「伊予の小京都」と言われ、盆地の中を流れる穏やかな肱川(ひじかわ)の両岸を中心として発達した人口4万程度の風光明媚な地方の小さな城下町です。 そうそう、年配の方なら、あの往年のNHK朝ドラの大ヒット作、樫山文枝さん主演の「おはなはん」や寅さんシリーズ「寅さんとお殿様」の映画でもロケ地となった大洲肱川と大洲城所と言えばご存知かもしれない。

今年の夏は格別に暑かった。 一昨日、大洲は気温37.2℃を記録し、今年の愛媛県内最高温度だったようです。 私にとっても正式退職した年の故郷で過ごす夏、身辺でもホットな事件が多かった夏となった。

  

大洲城1・故郷で1人暮らしの姉が難病と言われる脊柱間狭窄症で苦しんでいたがAKA療法のお陰で、奇跡的な回復をしつつある。

・私の娘が、彼氏(多分、娘をもらってくれるであろう)と一緒に、久しぶりに東京から大洲に来てくれた。 

大洲鵜飼い・京都の親戚の甥が、今年もお盆にわざわざお墓参りを兼ねて訪ねてくれた。

娘たちも甥も都会で毎日、仕事に追いまくられている。 つかの間の休暇で大洲に来て、改めて大洲は良いところですね、都会とは違うゆったり感を感じる、と言ってくれる。 特に東京生まれの娘の彼氏は、このような田舎が気に入ってくれたようだ。

大洲赤煉瓦館かっては、私もそうだった。 多忙な都会の会社勤めで、骨休めと親の顔を見に帰るべき田舎を持っているのは有難いことだった。 定年退職をした今、改めて、都会への出稼ぎ団塊世代だった私は、都会で核家族を作ったけれど、都会での定住基盤の薄さ、愛着感の無さを感じる。 かと言って、故郷を出て38年、骨休めに帰る場だった田舎にも地盤が薄くなっており、どっちつかずの「宙ぶらりん」も感じている。

今年の夏は、娘たちに大洲を案内しながら、娘には「お前のルーツは大洲にあるのだよ!」と偉そうに言いながら、知らずに自分に言い聞かせていたのかもしれない。大洲いよさこい祭り

そのような諸々のことを感じた故郷の夏、私の好きな故郷・大洲の宣伝も兼ねて今回撮ったデジカメ写真と大洲のフリー素材写真を記録として掲載をしておきます。

 

Ref:伊予の小京都大洲−ぶらり探訪

いよ観ネット:南予

きらめき創造−大洲市

幕末伊予の史跡−愛媛県大洲市

★人気ブログランキングへ(よろしければ応援クリックを!)


2007年06月11日

5000万件の不明年金−何故、こんなことが?

宙に浮いた5000万件の年金記録問題が発覚して、日本中が大騒動になっている。 そのためか、心配になった方が、ネットで「年金手帳」や「厚生年金被保険者証」などのキーワード検索する人が多いと見られ、以前の私のブログ記事、“ 「厚生年金保険被保険者証」は「年金手帳」と見做す! ”にもアクセスが数多くあった。

幸いにも私の年金記録は大丈夫だったが、自分の年金記録をまだ未確認の方は心配で仕方ないだろう。 社会保険庁のずさんな体質には、何故、こんなことが起き、かつ、長年放置されたままだったのかと怒り、とても信じられない思いだ。 役人不信を通り越して、色々問題は抱えている日本だが、“底流では日本国民で良かった、日本人はまじめで信頼できる”と信じていることが、もろく崩れていく思いだ。 これは、日本人不信、日本人精神の崩壊とも言える危機ではないだろうか。

政府・社会保険庁の責任は勿論重大だが、「何故、こんなことが!?」と思うのは、社会保険庁システムのシステム・インテグレーター(NTTデータと日立がメインのようだが)のシステム設計思想は、いったいどうなっていたのか? 何故、こんな5,000万件もの膨大な不明記録(3億件の元データがあり、97年に一人に一つの基礎年金番号を導入した際に、1億件(約33%)もの不明データが発生した、その後10年経っても、5,000万件(約17%)も残ったまま)の発生を許すシステム&運用設計だったのかということだ。 

色々報道されているなかに、システムインテグレーターの見解が見られない。責任の一端を背負っているのだから、是非、納得できる調査と見解を示してもらいたい。 そもそも、「社会保険庁が紙の記録を電子化し始め たのは1979年。当時、漢字入力は技術的に初期段階であったため、名前や住所はカタカナ入力を採用した。以来、氏名の読み方や住所の確認を厳密にせず、 大量のデータをコンピューター化したことが不一致を生んだ原因だ」・・・、「漢字の読み方は入力作業をするパートの人の判断にまかせた」・・・・こんな有り得ない入力作業が、何故許されたのか? 信じられない。 人間は間違いをおかすことを前提にしたシステム&運用設計が基本のはずだ。

以下に、ネットで検索した「不明年金の関連ニュース」と、特に「システム的な視点に触れた記事・ブログ」をRef.にリストアップしておきます。

この不明年金問題の納得できる原因究明と解決は勿論だが、「災い転じて福となす」となるように、国民の年金への危機意識の盛り上がりを、今こそ、自民党が意識的に避けていた「年金制度の根本改革」、そのための財源を確保する「税制改革の道筋」へと成果に導いていくべきだ。 老いも若きも、お互いが、日本と日本人を信じられる国にしないと、それでなくとも少子高齢化の日本には将来がない。

Ref:「宙に浮いた年金」5千万件、救済策を検討 政府・与党

asahi.com>ニュース特集5000万件の不明年金  →不明年金関連の過去ニュースが一覧できる。

業務・システムの視点が欠落した「年金記録漏れ」問題の与野党議論

[社会]不明年金問題は社会保険庁による「人災」〜5000万件というとほうもない数の「名寄せ」の失敗を放置してきた社会保険庁

[ふと思った]例の年金記録5,000万件問題について一言

厚労省・社保庁、年金記録照合のプログラム、NTTデータ・日立に委託

「宙に浮いた年金記録」不明年金5000万+93万+1430万件ってどういうこと?

社保庁、非効率システム見直し 他省庁にも影響(→2005.2の記事、社保庁システムの年間維持費1100億円超とは! こんなに維持費を掛けて、あの杜撰さとは保険金の無駄使いも甚だしい。)

「消えた年金」−社会保険庁の解体

私が遭遇した「厚生年金制度」の摩訶不思議(→外国人から見た日本の年金制度の特殊性)

(追加6/17)未統合の年金記録、5千万件の衝撃――年金点検、政府の総力で――読売新聞「論点」欄、2007 年6 月7 日 −−<抜粋>確かに社保庁の杜撰な記録管理と不作為が国民の信託を大いに裏切ったことは事実である。
ただ、未統合の原因は他にもある。たとえば、〇垓萃村の年金事務担当者の処理ミス、勤め先企業による記入ミスや年金手帳の本人不渡し、2弾者本人の記入ミス、記憶違い、偽名申告、年齢詐称、そしてた柔繊ζ禄仄腟舛亡陲鼎記録管理体制、などである。
とくにい亘[Аλ[瓩砲茲詛りがあり、届出なしに社保庁職員が職権で名寄せをすること
を認めていない。また、い麓存性という点でも問題が多い。加入者や事業主による正確かつ正直な申告・届出、紛失のない年金手帳、加入者による納付証拠の全数保管、照会葉書に対して該当者全員が返送など、非現実的な想定に基づいている。こうした点は改める必要がある。
次に、5千万件は5千万人と誤解されがちだ。しかし、実際には、1997 年1 月の基礎年金番
号通知のさい、複数の年金手帳の有無を照会した葉書を社保庁に返送しなかった複数手帳保有者の場合が圧倒的に多く、転職した人、旧姓のある人、違う市区町村に引っ越しをした人、名前の読み方が紛らわしい人、などにかかわる件数だ。大企業勤務者や公務員などには、ほとんどかかわりがない。死亡者や無年金者を除くと、未統合は全体として数百万人分となる公算が高い。</抜粋>

→これでは、システム・インテグレーターのシステム設計が仮に人間系ミスを想定した設計だったとしても防げなかっただろう。 い凌柔繊ζ禄仄腟繊聞駝韻ら申請がなければ、宙に浮いた年金記録を放置しておけるとんでもない制度、それに胡坐をかいたままだったお上意識)が、最大の年金制度のガンだったようだ。 その上で、この年金制度のガンを分かっていながら根本対策を打たなかった政府・厚生省の責任はやはり重大だ。

★人気ブログランキングへ(よろしければ応援クリックを!)


2007年05月25日

生命保険の見直しを考える−生命保険、この莫大な捨て金!

定年退職を控えて、生命保険を見直さねばと思いつつ、最後まで手つかずのままだった。 理由は自分の後回し性癖にもよるが、

?生命保険(医療特約含む)の仕組み自体が分かり難い、保険間の比較がやりにくい。 

?自分の掛けている生命保険(医療特約含む)の中身をよく理解していなかった。 現役時代は忙しくて、じっくり生命保険をチェックする精神的余裕がない。

?ネットで検索しても、実際には保険会社がバックになった勧誘サイトや宣伝ばかりで、なかなか「これだ!!」という第三者的なユーザーの立場にたったフェアな情報(見直しの考え方や比較情報)が見つけにくい。

・・・などが要因だったと思う。 

保険の見直しの考え方の参考になったサイト

今回、定年退職して、年金生活が目前になり自分の保険料負担の重さを意識させられた。 やっと重い腰を上げて、生命保険の見直しを考え始めた。 ネットで調べて、比較的フェアで保険の見直しの考え方の参考になった感じたサイトをピックアップしておきます。

1)老後に向けた生命保険の見直し比較のポイント

<要点抜粋> ・「医療保障」は、しっかりと対応。「死亡保障」は、ほとんど不要。 

・病院へ怪我や病気で入院した場合に一日に必要な入院費用は、生命保険文化センターの調査では、入院日額が1万2900円。 

高額療養費という制度があり高額な医療保険は必要ない 

医療保険の加入期間ですが、80歳までという生命保険も多くあります。もう一つが終身という一生涯保障があるという生命保険です。ほぼ半数以上の人が80歳以上まで生きていると考える事ができます。この為、できれば、終身の医療保険に加入しておく事をお勧めします。

医療保険の保険料は、終身払いか?有期払いか?:有期払いで、早めに保険料を支払ってしまう事をお勧め

・医療保険の入院限度日数:120日以上の保障を付けておく事をお勧め

医療保障は単体にする、医療保障は夫婦別で加入する:医療保障を特約として契約すると主契約(例えば終身保険)を解約したり、契約期間が満了した場合に医療保障も無くなってしまうためです。また、主契約が終身保険などの場合は、老後資金が苦しくなってきた時に解約すると解約返戻金という形でお金が戻ってきます。この為、いざと言う時のために終身保険が使えるという訳です。

ガン保険:日本での死亡率が一番多いのが「ガン」です。このガンにかかった時に行った治療が高度先進医療費という扱いになると、高額療養費の対象とならなくなります。また、高度先進医療費の対象となるようなガンの治療は高額になる為、加入する余裕がある場合は、ガン保険には加入しておく事をお勧め

誰でも入れる無選択型終身保険の注意点:加入してから2年程度の間に病気で亡くなった場合には、満額の死亡保険金が支払われない。医療保障については、制限があり、契約してから90日などの一定期間は、入院した場合でも入院給付金は貰えず、もちろん手術も同様です。しかも、加入前からの病気による入院や手術の費用は、加入から2年間保障されないものもあります。

生命保険にも相続税の控除枠があります。この控除枠を使う事で、税金を支払わなくて済むようにもできます。どうせ、子供や妻に残すお金ですので、相続税がかからないようにする事をお勧めします。

2)定年前に保険を見直す<その1>〜保険は人生設計の重要なファクター

<要点抜粋> ・共済保険の場合は60歳を過ぎたら保障額が少なくなる。共済保険はベースがしっかりした保険との組み合わせ商品と考えるべきです。掛金が安いことについ目を奪われがちですが,熟年共済にしても70歳以降は1日2,500円の入院給付。80歳以降は病気による入院給付金がゼロになってしまいます。長生きして,これから医療費が不可欠という時期に,保障がなくなるというのは問題です。

定期医療保険とは10年満期のように期間を限定し,期限が来たら更新するタイプのものだ。ただし,更新時には10歳年齢が増えているので,掛金も高くなる。

終身医療保険には,70歳や75歳で払込を完了して終身受け取るタイプと,生きている限り払い込んで一生涯保障してもらうタイプがある。掛け金は加入時の金額がそのまま続く。

3)生命保険無料相談の保険マンモス

・「半公平」な無料相談かもしれない。全員が独立系のファイナンシャル・プランナー(FP)で、特定の保険会社に所属していなく、生命保険商品に関しても5社〜20社という具合に複数扱えるプロのFP達ですので、 保険プランの作成提案に当たって、極めて中立的な立場でコンサルティングをすることが出来る、としているが、成約時に仲介手数料を保険会社から得ているので、何らかのバイアスが皆無とは言えないだろう。

・生命保険の知識、仕組みが分かりやすく図入りで説明されている。

4)生命保険見直しポイント

現在の保険内容を十分に確認すること。

解約は最終手段:特に予定利率の高い時期(バブル崩壊以前)に加入している、貯蓄性の高い生命保険(終身保険、養老保険)は、絶対に解約しないほうが良いと思えます。バブル以前の予定利率は、最大で6%もありますので、解約してしまうともったいないです。現在(2003年)、生命保険に新規契約すると、予定利率は1.5%となります。

■生命保険、この莫大な捨て金!

大学を出て会社に入った時、系列保険会社のおばさんが早速やってきた。 当時は皆んな生命保険に入るから、大して疑問も感じずに入り、以来38年間せっせと保険料を払い続けてきた。 結婚して妻子のためにと保険額を増やし、9年前には、保険のおばさんに勧められるままに「転換制度」を使って新保険に乗り換えた。 その時もよく考えなかったが、保険料は多少安くなったが、保険会社に都合のよい予定利率の低い保険に乗り換えさせられたのかもしれない。

累積で払った保険料は1,000万円は超えている。 定期預金・債券などで複利運用していれば、1.5〜2倍になっていただろう。 私の現契約の生命保険は、逓減定期保険特約で死亡保険金は年齢の増加とともに減って行き65歳でゼロとなり、医療保険は80歳で無くなり、終身保険金210万円が最後に残るだけとなる。 来年の更新時には年齢増により保険料も高くなる。

今となっては、「若くして死亡するリスクをヘッジするのが保険」とは言え、生命保険が少し分かって見ると、「べらぼうに割が合わない高額な掛け捨て」という気がしてならない。  60歳までに死亡するリスク確率と、保険累積金vs貯蓄した場合の累積金とのトレードオフ問題だ。

平均寿命が延びている現在(男性78.64歳、女性85.59歳、16年度の厚生労働省のデータ)では、今の若い人は生命保険に入らずに、その分を貯蓄&投資運用する方が利巧かもしれない。 昔と違い50歳以前に死亡する確率はごく低い、60歳過ぎれば子供は独立している場合が多く、高額の死亡保険金を用意しておく必要はない。 その分を、貯蓄&投資運用に回していれば、60才時点で1,500万円程度は十分に貯まっている可能性が高い。 早く死ぬリスクよりも、長生きするリスクが高く、年金&医療不安などに備える必要性が高い。 生命保険よりも、貯蓄&老後資金確保を重視する時代になってきたのではないだろうか。

Ref:生命保険に加入する前に読むブログ 

今さら聞けない生命保険の基礎知識

★人気ブログランキングへ(よろしければ応援クリックを!)

続きを読む

2007年05月02日

読後感:「林住期」(五木寛之著)

テレビインタビューで作家の五木寛之氏が最近出版した「林住期
」という本を語っていたのを目にした。 古代インドでは人生を25年くぎりの、「学生期(がくしょうき)」、「家住期(かじゅうき)」、そして、50才〜75才の「林住期(りんじゅうき)」、76才からの「遊行期(ゆぎょうき)」、の四つの時期に分けて考えていた。 

「林住期(りんじゅうき)」とは、社会人としての努めを終えたあと、すべての人が迎えるもっとも輝かしい「第三の人生」である。 五木氏が話した、仕事を離れ家を捨て真の生きがいを探す、人生の黄金期は50才から、新夫婦関係のすすめ、などの言葉に惹かれて、「林住期」という本をAmazonに注文した。 同じようにTVを見て注文した人が多かったのか、Amazonにしては珍しく、入手するまでに2W程掛かった。

私はへそ曲がりの性質か、技術畑で居たデジタル人間のためか、普段はこの類の「人生を説く」本はあまり好きではない。 今、TVで人気の細木○子などの人の人生を肴にもてあそぶ番組なども性に合わない。 また、宗教・信心などとも今まで無縁で過ごしてきたし、格別、五木寛之氏のファンでもなかった。 

そのような私がこのような本を読みたくなったこと自体が、自分が正に「林住期」だと自覚したこと、この本のところどころにちょっとした賛同や、琴線に触れたところを見出した自分の変化に気がついたこと、・・・・それが私の読後感のような気がします。

本の中の気になった一説・・・・“「家住期」は、いわば勤労の期間。社会人としての責任を果たし、家庭人としての義務をつくす。”、 “50才から75才までの「林住期」こそ人生のピークであるという考えは無謀だろうか。”、 “人間には本当に自分がしたいと思うことをする自由がある。それがないとみえるのは、「家住期」にいるからだ。 「林住期」とは、そこを抜け出していい、という時期である。 まさにそれが許される時なのである。”、 “「林住期」にすることは、「必要」からではなく、はっきりと「興味」本位でそれをやる、報酬とビジネスを無視してやるべきだ”、 “50才からの家出のすすめ、「林住期」を迎えるとき、人はいちどそれまでの生活を解体することも大事ではなかろうか。”、 “「林住期」には、恋人でも、夫でもない一箇の人間として相手と向き合う。それが可能なら、バラバラに暮らしてもいいではないか。”、 “人は努力しても必ずそれが報われるとは限らない、人生は矛盾に満ちている、不条理なことが無数にある。”

この本でちょっと不満は、全編書き下ろしではなく<初出>が週間現代など雑誌に投稿されたものを集めたためか、繰り返しもあり、一気通貫性が少し欠けるところだろうか。

最後に、本カバー折込の小川洋子氏の添え書きがいい。 “衰えを傍らに、一歩一歩大地を踏みしめながら進みはじめた時こそが、真の人生の収穫期となる。”

★人気ブログランキングへ(よろしければ応援クリックを!)


2007年04月29日

「厚生年金保険被保険者証」は「年金手帳」と見做す!

最近、「年金手帳」を無くしたか!?と取り越し苦労の失敗をしました。 私と同じように、知らないで勘違いしている団塊世代も多いかもしれないと思い、いきさつを恥ずかしながら披露します。

定年後の年金受給手続きには、「年金手帳」が必要なのですが、「厚生年金保険被保険者証」=「年金手帳」であるのを知っていますか? 

会社退職が近づき、人事部に、“年金手帳はいつ支給されるのか?”と問い合わせたところ、”私が子会社に移籍時に既に支給済みです。”との回答。 同年齢の友人に聞くと年金手帳を貰っているとのこと。 あれっ貰っていたかなと思い、あちこち探し回ったが見つからない。 紛失したか? 焦った!! 

仕方なく、会社に、「厚生年金保険被保険者証」、「基礎年金番号通知書」、「雇用保険被保険者証」は有ったが、「年金手帳」は紛失したようなので、再交付して貰いたいと依頼したところ、

“「厚生年金保険被保険者証」=「年金手帳」です。「厚生年金保険被保険者証」と「基礎年金番号通知書」の2つを社会保険事務所にご持参いただければ年金裁定手続きが可能です。” との回答で、やれやれとホッとした次第です。

自分の無知が原因ですが、何故「厚生年金保険被保険者証」は「年金手帳」と見做すということになっているのか?  ネットで調べたところ経緯は次のとおりです。

年金手帳には、変遷の歴史があります。 (以下、抜粋)

・昭和23年頃からは、名称が「厚生年金保険被保険者証」(白)が始まり
・昭和36年から「国民年金手帳」(最初は水色、次にカーキ色)が交付
・昭和49年11月以降には、両制度の手帳が統一され、国民年金、厚生年金に共通の「年金手帳」(オレンジ色)になりました。
・平成9年1月の基礎年金番号の導入にともない、「年金手帳」は現在のかたち(青色、基礎年金番号記入)になり、国民年金、厚生年金、共済年金に共通のものになりました。また、平成9年1月より、基礎年金番号制が導入されたことに伴い、それ以前に発行された年金手帳(オレンジ色)を持っている人には、「基礎年金番号通知書」が送付されています。

→つまり、「厚生年金保険被保険者証」(タバコ2つサイズの薄紙)が先で、年金手帳(国民年金、厚生年金に共通)が後から(昭和49年から)始まった。 そして、“今まで厚生年金保険被保険者証を持っている人については、その被保険者証は、年金手帳とみなすことになっていますので、現在、厚生年金保険被保険者証を持っている人は、その厚生年金保険被保険者証を年金手帳と解釈してください。” ということになっていたらしい。 

従って、我々団塊世代は、年金手帳が始まる前に会社に入った人が大半だし、1つの会社で勤め上げた人は、年金手帳に切り替える必要もなく定年退職している人が多いはず。 

しかし、同年齢の友人は年金手帳を持っており、子会社に移籍した時に年金手帳を貰ったとのことだから、同じ年代でも会社によっては、年金手帳に切り替えてから、支給している場合もありそうです。

年金手帳といっても、「厚生年金保険被保険者証」、「基礎年金番号通知書」を貼り付けておく台紙の意味合いが強く、実体の証明で意味があるのは「厚生年金保険被保険者証」、「基礎年金番号通知書」ということのようです。

混乱の元は、「厚生年金保険被保険者証」=「年金手帳」であることとその経緯が一般に知られていないことで、私もネットで調べても容易には分かりませんでした
多分、私と同様に他にも誤解している人が多いのではないだろうか?

社会保険庁から年金手帳を送らせることも出来るが、今までの厚生年金保険被保険者証と基礎年金番号通知書を保管しておけば、基礎年金番号で国民年金の加入も管理されてわかるようになっている。
→つまり、「厚生年金保険被保険者証」と「基礎年金番号通知書」があれば、形としての年金手帳形式は必ずしも必須ではないということです。 取り越し苦労をなさらないように。

参考:質問広場:厚生年金被保険者証とは→年金手帳のこと?

昔の厚生年金保険被保険者証を発見し、年金増額の復活事例

定年退職前後の手続き・お金と参考情報

★人気Blogランキングへ(よろしければ応援クリックを!)

 


2007年04月08日

自動車保険の見直し、料金節約

自動車保険の満期が近づき、継続契約を行いました。 今まで忙しさにかまけて契約内容をよく吟味しないで漫然と継続していましたが、定年退職も近づいており、少しでも保険金を節約し、かつ保障内容もきちんと把握したいとの思いが働きました。

参考までに、自分の記録を兼ねて、今回の自動車保険の見直し&継続契約の内容を紹介します。

私はソニー損保で自動車保険を契約しています。 走行距離見合いで保険料が設定されているので、長距離使用頻度が少ない私に向いていると感じソニー損保を選んでいました。 ソニー損保から表のような継続案内とおすすめプランが郵送されてきました。自動車保険現契約

私の現在の契約は、
・年齢条件:21歳以上  ・運転者限定:家族限定
・対人、対物:無制限   ・人身障害保障:なし
・搭乗者傷害:2000万   ・無保険者傷害:2億
・車両保険:なし     ・原動機付き自転車担保特約
・ゴールド免許、等級20 ・年間走行距離:7000km以下  

我が家の車は新車購入してから丸9年、走行距離7万4千kmと、日常買い物利用が主で、年間走行距離もここ数年は4〜5千km程度です。 古い車でもあり、保険料が高い車両保険は外しています。

ソニー損保から送られてきたおすすめプランは当然ながら、現契約にプラスアルファして「人身傷害補償」と「日常事故解決費用特約」を勧めていますが、保険料は+1万円ほど高くなります。

そこで、子供が独立して我が家を離れたこともあり、今回見直しをしたのは次のとおりです。

1.年齢制限 21歳以上→30歳以上(子供独立のため)      −7760円
2.運転者限定 家族限定→本人、配偶者限定            −380円
3.原動機付き自転車担保特約 あり→なし(子供独立のため)  −5080円
4.人身傷害保障   なし→5000万                   +5090円
5.日常事故解決費用特約 なし→あり                 +3360円
6.インターネット申し込みによる割引                  −2000円
                                 計      −6770円

として、保障を充実しながら保険金を下げることができました。 

人身傷害保障については、搭乗者傷害を掛けており、ダブっているからその必要性が無いと思っていましたが、今回調べてみると、その違いを認識不足でした。 同じような疑問を持っておられる方が多いようで、次のサイトに適切な回答が出ていますので参考にしてください。

人身傷害保険と搭乗者保険の違いは??? →(抜粋)人身傷害補償はあなたが(同乗者や家族を含む)ケガをして生じた損害(治療費用・休業補償・慰謝料等)の内、相手から支払われない分を補償するものです。相手が全額補償した場合は出番がありません。

たとえ相手の100%過失でも、示談がまとまらない場合に、無保険で支払い能力が無い場合に、人身傷害補償を使えます。
当然あなたに過失がでた場合の相手からの不足分や単独事故で相手がいない事故や追突しての事故での場合に大いに役に立ちます。
対人賠償の裏返しと思って下さい。対人賠償は他人のためですが、人身傷害補償は自分に対する対人賠償です。

日常事故解決費用特約は“自動車事故における「もらい事故」や日常事故の様々な事故の際の弁護士費用を補償”の内容で、追加するか迷いましたが自動車事故以外でも使え、年齢制限の30歳以上や原動機付き自転車担保特約外しで、保険料が安くなったこともあり、追加することとしました。

<参考>

・ネットでの料金シュミレーション:大抵の保険会社のネット上で、細かく契約パラメーターを変えて料金変化をシュミレーションすることができます。 中高年になると家庭環境の変化が起きます、パラメータを入れなおして保険料が節約できないかシュミレーションしてみることが大切です。 シュミレーションしてみて分かりましたが、物の対物賠償は無制限と5000万で保険料は390円の差、搭乗者傷害補償も2000万と1000万では410円の差と小幅でしたので、ここは契約レベルを下げることはしませんでした。  一方、年齢制限、原動機付き特約、車両保険などはパラメーターで料金変化が大きいことが分かります。

また、ネットから契約すると郵送/TELに比べて2〜3千円割り引きのメリットもあります。

価格.comサイトの自動車保険会社比較:自分の契約条件をフォームに入力して複数社への見積もり依頼もでき、1週間程で見積もり結果を郵送ないしメールで入手比較ができます。 現在の契約会社が安いか高いかの目安がつきます。

<追加04/10>自動車保険各社の見積もり結果が予想外に早く1〜2日後にメールで来ました。 各社の見積もり結果を参考に載せておきます。

比較を合わせるために、「弁護士費用/日常事故解決費用特約なし」ベースの保険料比較です。 車両保険なしです。

・ソニー損保:26,210円
・AXAダイレクト:22,280円
・チューリッヒ自動車保険:23,310円
・三井ダイレクト:22,390円
・アメリカンホーム:31,100円

私が継続契約したソニー損保は少し割高でした。  もっとも料金以外に事故時の修理運搬サービス無料や休日事故対応業務も可能かなどサポートサービス比較も重要です。 →各社のサービス比較(価格.com)

保険料とサービス充実度を総合的に見比べて保険会社を選ぶのが良いかと思います。

上記は私の場合の補償条件による料金比較であって、車両保険、各種特約など補償条件が変わると各社の比較結果も変わると思います。
各保険会社のサイト上で希望の補償条件を入力することにより、簡単に各社の料金比較ができますので、契約更新前に自ら比較されることをお勧めします。

(ご注意)本記事は私の自動車保険契約更新の経験と個人的感想です。 自分の自動車保険金額が高いのか、安いのかは意外と分かっていないものです。 かつ、私自身、自動車保険全般を詳しく理解している訳ではないので、他の方から見ると見当違いや、違った考え方、もっと良い節約案があるかと思います。 ご教示して頂けると幸いです。

★人気ブログランキングへ(よろしければ応援クリックを!)


2007年01月08日

定年退職前後の手続き・お金と参考情報

私は今年還暦を迎え、且つ、定年退職となる。 数年前から判っていた筈の人生の大きな転機である。 しかし、生来の不精で最近まで切迫感がないまま、定年前後の具体的な手続きや定年後のお金のマネジメントやライフプランについての調べを怠っていた。(否、無意識のうちに後回しにしていたのかもしれない)。

やおら、参考になる情報を昨年11月頃より収集しはじめた。 また、同年齢の仲間内でもお尻に火がつき情報交換を始めだした。 そこで、他の方にも参考になりそうな情報を自分の記録も兼ねて、随時ピックアップして掲載することとします。

1.参考本

500円でわかる!定年前後のお金の手続き―会社では教えてくれないキホンと裏ワザ!
→定年前後の年金、健康保険、雇用保険、税金の基礎や手続きが判りやすくコンパクトに説明されており、保存版として手元に置いておく本としてお勧めです。 値段もワンコイン(500円、Amazonでユーズド本なら105円より(送料は340円掛かりますが))とお安い。  2006年8月出版の比較的新しい本ですので法制度なども最新情報ベースです。  ちょっと不満が残るのは生命保険・医療保険の見直しなどについてはガイダンスがないことです。 

→この生命保険・医療保険の定年前後の見直しの考え方・参考例については、ネットなどでも色々検索しましたが、これはと納得できる情報や体験談に行きついていません。 (どなたかご存知であればお教えください!)

 

2.ネットでの参考情報

定年後の楽しみ方

1999年に定年を迎えた経験を通して、定年後関連の情報を発信し続けている工藤宇一さんのコラムです。 関連情報やリンクが豊富で参考になります。   ただ、2002〜3年に書かれたコラムなので、最新情報がUPされていない点があるかもしれません。

定年時の手続きマニュアル(リンク集)

定年時に必要になる一連の手続きを、わかやすく解説しているサイトを集めて紹介している。

人生設計の達人

東京ファイナンシャルプランナーズ(株)のサイトで人生における節目(ライフイベント)の各々の資金準備の考え方が説明されています。

 

さて、現実問題として一番気になる「定年後毎月幾ら掛かるのか?」、「年金だけで死ぬまでやっていけるのか?」 ということに関しては、

定年後毎月の生活費は平均おいくら どうなる?定年後の日常生活費

老後のキャッシュフローを考える

→先の工藤さんのコラムとその中でもも紹介されていた含蓄のある白象さんの記事が興味深いものでした。 ただ、ゆとりある老後の「ゆとり」を高望みする必要はないと思います。 が、どの生活レベルまでは最低必要か、将来の公的年金の目減りリスクの折込度、また、個々人の生活・家族環境(例えば、住宅ローンが残っているとか子供がまだ独立していないとか)や何処に住むか(例えば田舎に移るとすると食の費用は随分と安い)、さらには死ぬ時に子供に財産を残すか/使い切るか、・・・・などのパラメーター設定によっても大きく異なってきます。  

つまりは、自分にマッチした老後の資金シュミレーションをまずはやって見て、60歳以降は年金主体でも無理なく生活できるか? それとも年金生活の自由さ(悪くすれば家でごろごろ)よりも、「収入のゆとり」や「働く場」を求めて再就職するか? などの自分のセカンドライフの選択材料の一つにすれば良いと考えます。

人気Blogランキングへ (よろしければ応援クリックを!)


記事検索
Amazonサーチボックス
サーチする:
Amazon.co.jp のロゴ
Googleサーチボックス