2010年06月09日

ネット通販の黒船!日中ネット通販相互接続のインパクト

5月11日に中国ネット通販最大手の「タオバオ」と日本2位のヤフーの通販サイトを6月から相互接続すると発表された。(日経5/11 13面)

<参考記事>・「最強連合」と孫社長 中国最大のECサイト「タオバオ」の商品、Yahoo!JAPANから購入可能に

居ながらにして「中国価格」で買い物:日中ネット通販、相互接続の衝撃[1]

 孫社長「誰にも『中国進出』のチャンスを」:日中ネット通販、相互接続の衝撃[2]

Yahoo!JAPAN タオバオ 記者発表会(日本語)(Ustream 約2h)

これは余り大きなニュースにならなかったが、近い将来、大きな変化をもたらすネット通販の黒船になる衝撃を秘めている。 単にネット通販業界に限らず、日本の小売業界、流通業界全体にも大変革をもたらす可能性がある。

チャイナモール

「タオバオはC2CとB2CのECサイトを運営。総取り扱い点数は4億点、ユーザー数は2億人、年間流通総額は約3兆円に上るという。Yahoo!ショッピングと合わせると、取り扱い点数は4億5000万点、ユーザー数は2億6000万人、流通総額は3兆8000万円と「eBayを超えて世界最大のECサイトになる」という。

日本に居ながらにしてパソコンや携帯から、中国の安い商品が買える理屈だから、日本のネット通販や小売・流通業者には脅威だ。一方で、私のような零細ネット通販や小規模小売業者にも膨大な中国マーケットに手軽に進出できるチャンネルと見ることもできる。

6月から開始された「ヤフー チャイナモール」(上記写真)を興味深く眺めて見た。

結論から言うと現時点では日本のユーザーには余り売れないだろう。 というのは、商品ページ・コンテンツがこなれていない。 自動翻訳で中国語⇒日本語変換されているだけで、中国語表示のままも多く、一番重要な商品訴求が全くでたらめ。商品写真も貧弱、うるさい日本人向けにアレンジされていない。

それと、やはり、「国際送料」と「関税と消費税」がコスト高の最大の難関だ。 国際送料は例えば、1kg以下で1,838円、3kg以下で2,450円掛かる。 関税は商品価格の合計が16,666円以上で課税対象になり、0%〜30%程度の関税率で課税される。 消費税についても、商品価格の合計が16,666円以上で消費税が課税され、商品価格+関税に対して消費税5%が掛かる。

つまり、商品価格が1.6万円以下で重たくない物なら関税が掛からず、国際送料もそれほど高くないからうま味があるということになる。 逆に数1,000円の物なら国際送料負担割合が大きいから国内で買った方がよいということになる。

決済手段は現在は「代引き」のみで、上記の商品代金以外の関税、消費税、国際送料は、商品受取時に、ヤマト運輸の配達員に現金支払いとなる。 ネットでは商品価格のみ見て安いと注文したら、その他費用で決して安くなかったとなりかねない。 価格不透明さがユーザーには一番問題だ。

また、海外輸入だから商品が届くまでに早くて10日かかる。また、注文キャンセルもできない条件となっている。 また、為替変動の影響で商品価格が急変動する恐れもある。

以上、問題ばかり指摘したが、まだスタートしたばかり。これらのネット通販黒船にとっての鎖国障壁もいずれ軽減されていくだろう。 今後も注視してゆきたい。

Ref:楽天ネット通販の海外進出は成功するか?


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この記事へのコメント

1. Posted by 陳燕   2011年10月26日 19:44
こんにちは!中国担当の陳燕です今日、本当に寒いですねタオバオ代行タオバオ新幹線は暑いです,国際送料50%オフしていますからhttp://www.facebook.com/?sk=inbox#!/taobaoshinkansen

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