2008年09月07日
NHK「日本の、これから」の企画構成に疑問
昨日(9/6)のNHK「日本の、これから−激論!どうする?税金」を観た。
これからの日本の重要テーマの1つの税金問題をじっくり議論する、民放にはできない番組として期待して観たが、結論から言うと3時間もの長時間を掛けて、実に何も残らない腹立たしさえ感じる役立たない番組だった。
この番組を企画しているNHKスタッフの意図はどこら辺にあるのだろうか?
私がそのように感じた理由は、
1.一般参加者(一応幅広い年代層が網羅されていた)の個々のバックグラウンドや問題認識・見識レベル(直接には税金問題、背景的にグローバル視点からの凋落する日本の現状など)の差がありすぎて、議論すること自体が成立しなかった。
一般参加者の言わば「思い込みエゴ発言」が目立った。 この一般参加者はどのように人選しているのだろうか?
一例では、北海道の地方公務員の方が税金未納者からの税徴収に日々苦労している、それをゲストの竹中平蔵氏に理解してくださいと何度も言う、税金未納者を少なくするのが税金問題の決め手のような発言をしていた。
また、ある中小企業の経営者(女性)は、大企業は消費税を払った以上に還付されるが、中小企業は丸ごと取られるなどと間違った被害者意識で何度も発言し、伊吹財務大臣の訂正発言に野次る。
さらに、小泉構造改革が格差を広げ、庶民の暮らしを苦しくしたと刷り込まれている人(私はそうは思わないが)は、竹中氏や専門家の反論に最後まで聞く耳を持たず、発言をさえぎる。
2.2者択一の設問に無理があり、何が意図か分からない。 例えば、大企業の税負担率を上げるべきか、高齢者の社会保障負担率を上げるべきか、消費税を上げるべきか、など。 各個人の職業・立場・環境・年齢によって自分に有利な選択をするのは当たり前だから、このような集計をしても余り意味がない。
また、演芸場からの漫才で、視聴者に課題を浮き彫りにする趣向もどうかと思う。 難しい問題だから、親しみやすくとの企画だろうが、漫才で時間を費やすよりも、専門家による問題とその議論の争点を時間をたっぷりとって、分かりやすく正確にと紹介した方が、一般国民に自分の視点や偏った見方を見直し、考える機会を与えたのではないでしょうか?
以上、各々の問題へのリテラシーレベルの大きく異なる一般視聴者を無秩序に発言させる番組構成は有意義と思えない。 NHKでしか、土曜のゴールデンタイムに3時間もの「日本のこれから」を考える特集番組は作れないのだから、もっと意味がある、体系だったいわゆる骨太の議論で視聴者を引きこみ、我々に広い知識と真剣に考えるキッカケを与え、本当に「日本のこれから」に役立つ番組にしてもらいたいと思う。
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