2007年07月09日
メガバンクvsネット銀行、上手な使い分け
7/8(日)付けの日経新聞朝刊に、「金利上昇−お得な金融商品は?」と題する記事があった。 市場金利の上昇を受けて、国債や定期預金の金利がじわりと上昇してきた、ネット専業銀行の1年物定期預金で0.9%、2年物国債で1.0%という例も出てきた、長く続いてきた超低金利に出口が見え始め、金融商品ごとの利回りも差が広がりつつある。
メガバンク(都市銀行)の普通預金金利:0.20%、定期(1年物):0.35%だから、ネット専業銀行との金利差が、さらに開いてきました。
これは、銀行も利回り、安全性、換金性、付加サービスなどを考え合わせて、使い分けが必要となったこと意味する。
一般の個人にとって、金利の低いメガバンクの普通預金口座に、置いたままにしておくのは損であり、特にメガバンクに義理立てするほど恩恵も付加価値も受けていない。 振込み、ATM利用手数料などもネット銀行のほうが割安であり、ネット通販利用時なども使い勝手がよい。
ただ、ネット銀行はリアルの店舗を持たない分、費用が少なくて済み、その分、高い金利を付けることができるのですが、経済原則の「ハイリターンはハイリスク」の側面もあります。 ネット銀行は、まだ預金残高も少なく、財務基盤がそれほど強くなく自己資本比率も見劣りがします。 ネット銀行間の競争も激しい、それ故に、メガバンクよりも金利やサービスを良くして、顧客を増やさないと生き残れないということです。 つまり、銀行としての「安全性・安定性」に若干の不安があります。 また、ネット銀行では公共料金の引き落としができない場合があります。
しかし、益々、ネット利用は進み、ネット金融の利便性は広く認知され、拡大していくと思います。 丁度、ネット専業証券会社とリアル店舗の大手証券会社との競合関係、顧客層の違いのようになってくる可能性があります。 ネット利用のメリットに目覚めたユーザーは確実に広がっていくのではないか。
一方で、メガバンクを使うメリットが相対的に低下している。 4メガバンクに統合し、支店併合が多発した弊害か、わざわざ遠くなった店頭まで出掛けたのに何分も待たされる場合が常で、サービスは全然よくなっていない。 最近では郵便局の方が、むしろ対応が早く親切という感じがする。 メガバンクは危機感が感じられない。 融資でも受けていないかぎり、金利もサービスも悪い処に預金を預けておく理由はない。
我々一般の個人は、これから、リアルの銀行とネット専業銀行を利回りやサービス実感に応じて、預金配分も含めて、上手に使い分けしていく必要がありそうです。
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