2007年01月21日
Amazonで本を売ってみた!
以前に「ネットで中古本を売る」ことに興味を持って少し調べたことを、[ネット「せどり」は面白いか?]と題して投稿しました。
その時の私なりの結論は、“ネット「せどり」は「そうそう甘くはない。 ネット古本屋の店主という響きの誘惑だけでは利益を出しつつ楽しく継続してゆくのは容易くはない」というのが結論です。 手持ちの不要となった本は無駄に捨てるのではなくマーケットプレイスに出品して延命を計ってやるのが良さそうです。” ・・・・ということでした。
その後しばらくして、ものは試しと、手持ちの不要となった本をAmazonマーケットプレイスで出品してみました。 その実地体験をまとめておきます。
Amazonマーケットプレイスに出品するのは簡単です。 Amazonには買うほうで既にID登録をしていたので、今度は売るほうの出品用アカウント登録をすれば直ぐに出品できます。
■参考になったURL
2.「せどり」の体験・方法などを公開しておられるHP、ブログ
・E-BOOK SPIDER :SEDORI(せどり)のページの情報が参考になります。 仕入れ方法、高く売る方法や出品した本が売れた時の対応、出荷のために本の梱包、そのための必要なグッズ、冊子小包の作り方などが参考になりました。
・せどりの星 :女性の方のせどりブログ。売れた本を公開、本を綺麗にする方法、梱包方法などが説明されています。
・せどりの限界に挑戦!かぴぱら堂業務日誌 :ブログランキングのオークションの部1位(現在)の人気ブログ。 この方は、出品在庫数が13,000点、売り上げ100万円超/月(06年12月現在)を稼ぐトップせどりの方。 多くのセドラー仲間の情報交換の場となっている模様です。
■私の実地体験結果
手持ちの本で汚れが少なく程度がよくて、比較的新しい(2〜3年以内に買った)本で、ジャンルは経済/マーケティング・投資/実用書・技術書・生産革新などの本を併せて32冊出品しました。
出品価格は他の出品者の最安値にとりあえず合わせて設定しました。(私がマーケットプレイスで買う時は最安値の出品者から選ぶことから) コメント欄には本の美観状態、傷・汚れの有無、初版本か否か、帯付き有無、などをキチンと記入しました。
最初の2週間は反応なし。 3週間目に、Amazonから初めて「注文を受けました。直ちに注文者へ配送してください。」とメールを受けた時は、素直に嬉しく、注文を受けた本をピカピカに綺麗にし(*1)、エアキャップに入れ冊子小包にして郵便局に急いで出しにいきました。
(*1)本の外縁の手垢汚れや黄ばみは、紙やすりで軽く擦れば、簡単に落ちて綺麗になります。
1冊目が売れて、買ってくれた方が出品者の評価欄に「非常に良い」と評価してくれ実績ができたためか、その後2週間で続けて4冊が売れました。 しかし、その後の1ヶ月は最安値を維持しててもさっぱり売れませんでした。 売れる本は1ヶ月程度で売れ、売れない本はいつまでも売れないということのようです。
Amazonマーケットプレイスは出品後60日間経っても、売れない商品は自動的に取り下げられます。(再出品はできます。)
こうして私の初の「マーケットプレイスで本を売る」体験は終了しました。 販売成績は2ヶ月間で、出品数:32冊、販売冊数:5冊(販売確率:15.6%→月当り7.8%)、売上高:5,398円(売上単価1,079円)−Amazon手数料(下記*2参照):1,456円(手数料率26.9%)=入金額3,942円(入金単価788円) ・・・・でした。
前掲の、かぴぱら堂さんの販売確率は約1%(12月実績:販売冊数1,275冊/出品在庫数 12,972冊=0.98%)、売上単価は877円です。 一般に売れる確率は出品冊数の1〜2%/月と言われているようですので、私の販売確率7.8%、売上単価1,079円は、初めてにしてはかなり良かったということでしょうか。
それでも、月10万円(入金ベース)程度を稼ぐためには、35冊出品で約2,000円/月が私の入金実績でしたから、単純に1,750冊以上の出品規模が必要となる計算です。 これは1部屋を占有するほどの在庫規模です。
■感想
・やはり、ネットせどりで、月10万円を稼ぐのは簡単ではない。 大量の出品冊数を維持し、売れそうなものと随時入れ替えしていく必要がある。 本の仕入れ負担も、在庫管理(物理スペース含め)も楽ではない。
・Amazonの手数料はかなり高い。(いい場銭商売をしている!)
→(*2)Amazonマーケットプレイスの手数料:http://www.amazon.co.jp/ →ヘルプ > マーケットプレイスへの出品 > 出品方法 >
・ここ1〜2年でマーケットプレイス出品者が増えて、ここでも早くも過当競争が起きつつあるようです。 私が出品した本の中でも、出品者が10人以上がざらにありました。 また、「出品価格1円」というのも多くみかけた。
蛇足になりますが、何故、1円で売っても利益が出るのか不思議だったが、Amazonマーケットプレイスの本は購入者が払う配送料340円−Amazonのマージン80円=出品者が受取る配送料260円。
一方、郵便局の冊子小包料金は150gまで180円、250gまで210円、1か月内に500個以上出す場合は特別料金適用となり200gまで90円と割引料金となる。 このAmazonと郵便局の配送料差額で稼げるため、プロの業者(大口出品者)などは1円で売って、薄利でも在庫消化を図ろうとしているようです。 既に、そこまで価格競争が起きています。
・定年後の副業としてはかなり本気で頑張らないと、ある程度の売上成果を出し続けるのは難しそうである。
ということで、手持ちの要らなくなった本や身の回り品などを有効に始末する方法の一つとして、Amazonマーケットプレイスを折にふれて活用するのが良さそうである。
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この記事へのコメント
特に売価1円の件は「なるほど!」と関心しました。
お礼にポッチとしておきました。
(^^)ニコ
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